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2008.11.18

生命保険金の名義変更

質問
株式会社Aの代表取締役Bは、保険契約者・株式会社A、
被保険者Bの定期保険に5年前より加入しておりました。
なおこの保険は、100%掛捨ての定期保険です。
本年4月代表取締役Bは、ガンの告知を受け、5月に定期保険の
保険契約者名義を株式会社AからB個人に変更しました。
本年10月に代表取締役Bは死亡して、死亡保険金5000万円は
Bの法定相続人に支払われました。
保険料については、本年4月まで株式会社Aが負担しましたが、
5月以降はガンの告知の特約により、保険料の負担は一切ありません。
代表取締役Bは保険料を一切負担せず、死亡保険金5000万円を
受け取ったことになります。
この場合、どのような税務の扱いになりますか?

答え
(法人税関係)
 本件ケースにおける定期保険の契約者変更が可能か否かは不明で
すが、通常、契約者変更の場合は当初の契約が解約されたものとみなされ
その時の解約返戻金相当額がBに寄付されたと捉えられると考えられます。
 なお、受取人の変更(A社からBへの変更)も同様と考えられます。
 Bへの退職金になるとも考えられますが、死亡退職以前の話になりますので、
退職金にはならないと考えられます。 本件ケースのような保険金の受け取りは、
事実関係が正当なものという前提に立てば、B個人の保険になると思われます。

(相続税関係)
 相続税関係としましては、相続開始日現在におきましては、被相続人が契約者
(保険料負担者)となり、以前に法人が支払っていた保険料につきましても、
相続税法基本通達3-17「雇用主が保険料を負担している場合」の(1)の取扱通達
におきまして、「雇用主が負担した保険料は当該従業員(役員を含む)が負担して
いたものとして、当該保険料に対応する部分については、相続税法3条第1項第1号
の規定を適用する旨定めていますので、当該死亡保険金は、代表取締役B個人が
個人として保険料を負担していたものとされて通常のB個人の生命保険金という
ことになるものと考えます。

Phm13_0508

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